今の時代、「やりたいことを仕事にする。」「楽しんで仕事にする。」
多くの書籍でも書いてあるし、著名人も言ってる。ただ、実際には、そんなに簡単なことじゃないと思う。
DAYS 3巻を読んでいて、その難しさ、実際実現する上での心構えが学べたんでシェア。
目次
必死でしがみついてなければ一瞬でなくなる
必死でしがみついてなければ一瞬でなくなる
「やりたいことを仕事にする。」
こういうことを考えてる人って、多くの場合、
- 今の仕事を楽しめてない
- そのため、今とは別のことをやりたい
って人なんじゃないかな?と思う。(まあ、俺もそうかも知れないが 笑)
別の業態に行くということは、多少知見があったとしても、プロとしては全くの素人になる。
「今までの別業態の経験を活かして生き残るための戦略もあるだろ!」
っていう人もいると思う。
ただ、それでも素人と変わらないし、役には立たない。
大手から中小へ
俺自身の経歴として
- 富士通グループで上場企業への会計システムの導入
- 小さい規模の会計事務所で、中小企業、個人事業に対しての会計サポート(データ入力、税務の補助)
をやってたことがある。
転職する時は、
「大手にいた時の知識があるから、ある程度なんとかなるのかな?」
と思っていたんだけど、全く、クソの役にも立たなかった(笑)
それだけ、ちょっと業界や規模が違えば、役に立たない。
過去の経験を役立てるには?
もちろん、過去の経験が役にたたなかったわけでは無い。
ただ、役にたったのは、ある一定レベルのことを身に着けて、
- 現在の業務
- 過去の経歴
の両方を混ぜて使えるレベルになった時。
その時にはじめて、その場所でプロとして自分としての価値を見いだせたかな?と思う。
だから、過去の経験を活かして、自分の価値を提供するにしても、今の業界での標準レベルの知識や技術、経験がなければ、話にならないと思う。
ちなみに、「素人の目線も大事」というが、それは一つの意見を求める場合においての話。
プロとして仕事を依頼するか?というとしない。
標準レベルを身につけるまで
DAYSにも書いてある通り、標準レベルを身に着けて、自分の価値を出すまでは、自分なんていてもいなくても誰も困らない。
そのため、承認欲求もお金も満たされず、かなり苦しい場合もあると思う。
だからこそ、「好きだから」そして、「必死こいてやる」ってのが必要なんだと思う。
求め続け、必死で奪い続けなきゃ手元に残らない
生きている限り。走っている限り。
俺たちは求め続け、必死で奪い続けなきゃ
手元に何も残らねえ。
しがみついてなければ一瞬でなくなるんだ。
仮に標準レベルを身に着け、自分の経験と併せて、価値を作り出すことが出来た。
ただ、そこで止まってしまうと、間違いなく干される。
周りに競合は多いし、時代の流れや環境によって、求められるものがどんどん変わる。
そのため、自分自身も新しいものを求め、自分の価値を高めていかなければ、「自分の好きなこと」で食って行くのは難しい。
自分の好きなことで食っていく
自分の好きなことをやるって考えた時に、今の時代はいくつもやり方があると思う。
- 独立して食っていく
- 副業として、やっていく
- 趣味として楽しく続けていく
どれが良いとか悪いとか言う気はないんだけど、「好きなことを仕事にしたい。」という場合には、それ相応の努力と覚悟が必要というのは知っておいてほしい。
ちなみに、副業よりも、趣味よりも、食って行けるレベルでやるほうが圧倒的に面白いと俺は思ってる。